包茎手術で刺激を得る部分を取り除いてしまう

包茎手術は全ての条件が整って、順調に終わらせられれば、性行為での感度が上がったりコンプレックスを克服できるなど、様々な恩恵があります。
ただ包茎手術そのものが失敗したり、形としては成功していながらも、個人の感覚では失敗に感じることもあります。
その失敗例のひとつが勃起障害で、誰にでも起こり得ることです。
性行為など勃起した状態が求められる場面で、自分の意思とは関係なく萎えた状態になってしまう症状です。
特にメスを入れて皮を切除する包茎手術に関係する失敗で、包茎手術では亀頭に被る余計な部分の皮を取り除かなければなりません。
しかしそこは性的な刺激を受ける役割も担っています。
特に先端付近は敏感なので、それを取り除いてしまうと性器全体の感度が下がる恐れがあります。
男性器の勃起は視覚や聴覚も影響しますが、触覚の刺激も状態を維持するために必要です。
その感覚器官が不十分になることで、勃起障害に陥ってしまうわけです。

精神面に影響する悪循環

勃起障害は肉体の異常だけではなく、精神面での問題が原因になることもよくあります。
そして包茎手術で失敗して、見た目が良くない状態になってしまうのがその問題になりがちです。
見た目のコンプレックスを克服するために包茎手術を受けたのに、満足できる仕上がりにならなかった、性行為でパートナーに指摘されてしまったなど、精神的なダメージを受ける場面はいくらでも考えられます。
特に性器は男性にとって自信を表すシンボルとして扱われるので、その自信をなくしかねません。
そんな精神面が原因での勃起障害は、悪循環に陥りやすいという特徴があります。
初めは小さなきっかけであっても勃起ができないことが自信をなくさせ、さらに勃起障害が強くなってしまうといった具合です。
その状態を克服するためには、第三者の手を借りて治療をするなどの対策が必要になります。
ただ最終的には気の持ちようなので、改善できる余地はあります。

まとめ

勃起障害は包茎手術を受けた人全体から見ると少ないかもしれませんが、包茎手術を受ける以上決してあり得ないわけではありません。
そのため気を付けておくに越したことはないでしょう。
性的刺激の問題は切除する場所を変更することで対策でき、精神面はあらかじめ気持ちの整理をつけておくと回避できるかもしれません。
そしてもちろんそのようなトラブルに発展するような失敗をしないところで、包茎手術を受けることが一番大切です。